声優にとってのナレーションの重要性
先にも述べたように声優には数多くの仕事がある。
中でもナレーションというのは非常に割がいい仕事で、自分らしく表現することが重要視される。ただぶつぶつと読むのではなく、相手に伝えるイメージをしっかり持つことが大事なのです。
ナレーションのコツは相手(いなくてもいいです)の目を見て、そのあとゆっくり話しかける。相手がうなずくのをイメージして、次の行へと流れるように運んでいくことだ。
ただ漠然と読んだのでは全く意味がない。つまりナレーションはどこでブレスを入れるのかどこでどんな間をとるのかといった手探りな部分が多い仕事なのである。
とはいえ、ある程度の指示はされると思われるのでご安心を。
しかしなぜナレーションが非常に大切かというと…ズバリ、ギャラが高い!
これにつきます。声優に興味を持たれている方ならご存知かもしれませんが、声優のアニメアフレコ30分枠(拘束おおよそ2時間)で新人は1万5千円です。これは一律で決まっている金額です。ここから所得税であるとか、源泉徴収、マネージメント料などがさっぴかれ、大方手に残るのは1万円前後でしょう。一方のナレーションは違います。TV番組(秘密のケン〇ショー)とかのナレーションは1時間番組で拘束2時間から3時間でおおよそ30万円~50万円程度ともいわれています。
つまり声優はどんなにアフレコの仕事が入っても食えないが、ナレーションの仕事さえ手に入ればかなり食える職へと転じるのです。とはいえ、TV番組を見ていて思うでしょう、この声またこの声…そうTV番組のナレーション枠は非常に狭く10~20席程度のものでしょう。それを勝ち取る力があれば…!頑張ってください!
真地勇志さん著の「稼ぐ!話し方」という本はナレーション原稿や対談なんかも載っていて非常に読みやすく、また、ためになることばかりですので是非ご購読をお薄めします!
「稼ぐ!」話し方 (角川ebook)【電子書籍】[ 真地勇志 ]
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