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JiNの声優講座

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声優の養成機関での思い出 初級編

 

今回は声優になるための養成機関での体験、思い出を語ります。

私が声優になろうと思ったのは、高校2年の時です。

理由はアニメが大好きで、その現場の一人になりたいなと思ったからです。

 

声優になるために、高校生の間は図書館にある演技や発声に関するものはすべて読破しました。加えて、ネットにかつてあった「koebu」というサイトで積極的に自分の演技を世にだしていきました。

 

大学へ行ったのは、知識をより深めるためと、東京へ出る口実です。

東京に行って、いざやろうとしたのは、声優の専門学校へ行くことでした。

ですがその前にエキストラのアルバイトに参加して、少しでも現場というものを知ろうと手当たり次第に現場へ出られるアルバイトに応募していきました。

結果からいえば、いいエキストラは正直なかったです(笑)だから専門学校へ行くことを決めました。

 

私は大学生でしたから、夜間のコースがあり、有名声優を何人も輩出しているアミューズメントメディア総合学院(以下AMG)です。

入学は大学1年の後期、10月でしたでしょうか。さすがに独り暮らしをはじめ、大学にも通い始める4月の時点で行くのは多忙すぎるなと判断してこの時期にしましたね。

 

10月の入学の前、8月ごろに声優適性検査という入学オーディションのようなものをうけました。結果は…ABCDEFランク中Eランク。

 

正直ショックでした。あれだけ準備して、Eランク。センスもくそもないんじゃないか?やめたほうがいいんじゃないか?悩みました。ですが、むしろこう考えました。

「のびしろですねぇ!(本田圭佑さん風)」

 

最初っから芽があればそんな楽な話はないし、うれしいですよ、でも、演技経験は独学のもののみの自分にそんなものあるわけないんです。

 

そして入学をむかえました。絶対に最短期間で卒業するぞ!という気持ちでした。最短期間は10月入学→4月に中級クラス→10月に中級クラスの中でも上級のクラス→4月に上級クラス→3月卒業後、事務所配属。このコースだ!2年半で卒業するぞ、と。

 

入ってみて思いました。あれ?俺より年の方が結構いる…?そう、この時期のAMG夜間の生徒初級クラスの平均年齢は24歳程度。意外でした。私は遅いんじゃないか?と入学前心配していましたが、その心配は一瞬で消えました。

 

入って初級はマイク前の演技はさせてもらえません。というか、演技という演技はほぼなしです。正しい発声、正しい姿勢、正しいマナー、正しい…etc

正直厳しい体育会系のものです。でも、その中で友人もたくさんできました。

 

AMGはすごくいい立地で、しかも開放教室という制度がありました。これは、授業で使っていない部屋を無料で開放してくれるというものです。

そこから私は、この制度を利用しまくりました。卒業するまで空いていれば欠かさずに行きました。

 

こういった制度のある学校はあまりありませんし、あっても有料である可能性もあり、とても助かりましたね。しかも開放教室では他クラスの人ももちろんおり、中級者、上級者もいる刺激的な環境です。

 

初級クラスのレッスンはまずは「声を出すって楽しいよ」って感じのものです。

楽しかったです。講師の方の厳しくも優しい指導を受けながら、成長していく自分をひしひしと感じました。

 

開放教室でも良き友人らが多数できました。切磋琢磨しつつ、楽しむときは楽しむ、オンオフがしっかりある生活の始まりです。

 

あっという間に半年がたち、いよいよ査定オーディションです。ここで初級から中級に上がる人がふるいにかけられます。講師陣や先輩生徒ら曰く半年で上がれる人は、あまりいない、最低一年はかかるよ、と言われていたため、反骨精神に火が付き猛練習しました。

 

オーディションの内容は簡単な自己PR、セリフ2つ、ナレーション1つです。オーディションの方式は5人~6人が一部屋に入り、審査員3人に対して一人ずつ行っていくというものでした。

 

セリフやナレーションは学校側が用意したもの。それを1週間で自分の最大限の力が発揮できるようにします。一人当たり3分程度の査定でしょうか…わずか3分で半年分が査定されるんです。すごい世界ですよね。

 

初級クラスにはこの査定に何度も落ち、2年かけてようやく中級に上がるひともいます。(落ちたからと言って退学させられるわけではなく、また1からのレッスンです)

 

結果は…なんと合格!見事中級クラスに上がることが決定しました!!感動しました。うれしくてうれしくて涙が出ました。私のクラスでは、20人中、中級クラスに上がったのは、わずか4人。

 

落ちた人は、しょうがないよね…って人から、え!?なんで!?って人まで様々です。私は運がよかったんだと実感するとともに、頑張る意欲がもりもり湧き出しました。私と仲の良かった友人はことごとくここで落ちてしまい、やめる人も多かったです。

 

さていよいよ念願のマイク前での練習ができる中級クラスへ行く私ですが、今回は長くなりましたので、ここまでで。続きはいずれ中級編をかきますね。

 

厳しくも楽しい期間を思い出すと、なんだか不思議な気分になるものですね(笑)

 

 

 


 


 

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