声優のアフレコ練習
さぁ声優の大一番、アフレコに触れてみたいと思います!!
声優にとってアフレコは2種類あります。細かく分ければ3種類でしょうか。
1つ目がアニメのアフレコ
2つ目が外画のアフレコ
3つ目が外画のボイスオーバー
です。それぞれポイントや、だいじなことをお伝えしていきたいと思います。
ではまず大一番のアニメのアフレコから。
アニメのアフレコは、正直絵がまだ完成していない、線画やラフの状態で声を中てることがしょっちゅうあります。めちゃめちゃ難しいです。シーンやコマが一瞬でもずれれば後の人に仕えてしまいます。それが大御所さんと同じ空間でしたらどうでしょうか…
アニメのアフレコは楽しいけれどもかなり大変です。ですが、ラフ画ですから、声で遊びを持たせてみるとうまい具合に修正を加えてくれて結果オーライなんてこともあるので、チャレンジですね。
2つ目は外画の吹き替え これは片耳のみヘッドホンをし、吹き替え前の音声と同時にぱくをあわせながらしゃべります。私個人の体感ではこっちのほうが簡単でした。というのも雰囲気や声のトーン、緊張感、臨場感というものは向こうの役者に合わせられればよいだけだからです。もちろんこちらもパクに合わせることは忘れてはいけません。
ですがなかには現地の言葉を完全に無視してパクも無視しろという音響監督さんもいるので、そこは臨機応変に♪
また、低予算のB級映画だとパクとワード数が見合ってないこともしばしばあるのでその時は音響監督に気が利くなこいつと思わせられるよう練習と代替セリフ案を持ち合わせておくのがベターです。
3つ目はボイスオーバーです。ボイスオーバーとは、元の言語が昇温で流れている上から、日本語などの別の言語をかぶせている作品のことで、TVのVTRなどでよく聞きます。あれは正直予算を割くのが面倒だからという理由と編集が楽だからという理由なので、上記二つができるならだれでもできるでしょう。
さて大事なポイントはまとめましたが肝心の練習方法をまだ書いていませんね。
では練習方法をお教えいたします。
それは、自分がやりたいと思ったシーン(目安は30秒~2分)を切り取り、セリフをかき出し、セリフのタイムを計って、無音で再生をかけて実際に合わせてみるという地道なものです。もちろんこのとき録音も忘れずに行ってください。
これを繰り返せば自然とパクはあわせられるようになり、原稿にのみ目線が行くわけでもなくキチンとマイクに乗るいい声が出せるようになってきます。
同じ原稿、資料を100回はやってみてください。1回目と100回目、1000回目では成長していく自分がみられるから、楽しくなっていきますよ!
ちなみに私はB級映画での練習をお勧めします。理由は新人は大抵B級しか呼ばれないからです。
しかもB級映画は普通の映画とは一味も二味も違い、あまりにありえないアクションなんかもあるので、いろんな意味で練習できて面白いですよ(笑)